アートショー & チャリティーオークション

3月の東日本大震災に対して、海外のSFファンからも心配や励ましの声を多く頂きました。

そして、日本のファンの為に何かしたいという彼らの応援を得て、国内外のアーティストの作品を展示するアートショーを行う事となりました。作品は入札制でご購入いただくことも出来、収益はすべて東日本大震災の被災地に贈られます。

以下のアーティストが原画とプリント作品を提供して頂けました。

キヌコ・クラフト / Kinuko Craft

http://www.kycraft.com/

1940年日本生まれ。62年金沢美術工芸大学卒。64年に渡米し、シカゴ美術館附属美術大学にてデザインとイラストを学ぶ。70年代から注目を集め、TIME、Newsweekなどのメジャー誌で表紙を担当した。90年中期以降は絵本やファンタジー小説の表紙、ポスターを専門とし、おもにアメリカで活動している。SF関連ではチェズリー賞を4回受賞。アイザック・アシモフ、アーシュラ・ル・グウィン、アンドレ・ノートン等にカバーアートを提供してる。原画には200万円の値段がつく。

ジョー・ホールドマン / Joe Haldeman

http://home.earthlink.net/~haldeman/

1943年生まれ。アメリカの小説家、SF作家。代表作「終りなき戦い/The Forever War」(1975)は、ベトナムでの従軍体験に着想を得たもので、 ネビュラ賞(1975)、ヒューゴー賞(1976)、ローカス賞(1976)を受賞している。

日本語版は1978年に早川書房から刊行された。作家だけでなく画家としての一面持つことは日本ではあまり知られていないが、母親の影響で幼少のころから絵を描き始め、 旅行の際にはいつも絵具箱を持ち歩くほどだという。

マイケル・ウィラン / Michael Whelan

http://www.glassonion.com/

1950年生まれ。母方の祖先に古典画家ルーベンスやモールス電信機の発明者(肖像画家としても著名)サミュエル・モールスを持つ。1980年以降SFとファンタジーのアーティストとして第一線で活躍を続けており、アシモフやクラークをはじめとする多数の本やアルバムに作品を提供している。日本においても「バーンの竜騎士」シリーズや「2010宇宙の旅」のカバーで彼の作品を見ることができる。2007年に横浜で開催されたワールドコン「Nippon2007」では、アーティスト ゲスト・オブ・オナーを務めた。

ドン・メイツ / Don Maitz

http://www.paravia.com/DonMaitz/website/

1953年生まれ。75年Paier School of Art卒。ラム酒「キャプテンモルガン」のキャラクターを描いたことで有名。アイザック・アシモフ、 レイ・ブラッドベリー、スティーブン・キング、マイクル・ムアコックなどのカバーアートを手掛けており、日本においても「野獣の書」シリーズや「スターシップ」宇宙SFコレクション(2)(1985新潮文庫)などのカバーで彼の作品を見ることができる。80年代からヒューゴー賞候補者の常連で、チェズリー賞も含め多数の受賞歴を持つ。

トッド・ロックウッド / Todd Lockwood

http://www.toddlockwood.com/

1957年生まれ。81年The Art Institute of Colorado 卒。ファンタジーとSFのイラストを専門としているアメリカのアーティストで、フランク・フラゼッタとマイケル・ウィランに影響を受けたと述べている。1994年に初めて参加したSFとファンタジーのコンベンションがきっかけとなり、最初は熱心なプレイヤーであった「ダンジョンズ&ドラゴンズ」(D&Dの略称で知られるテーブルトークRPG)の制作・販売元であるTSR社に参加。D&D第3版のアートに新風を吹き込むこととなる。

チェズリー賞を10回以上受賞するなど、作品は数々の栄誉に輝いている。

ボブ・エグルトン / Bob Eggleton

http://www.bobeggleton.com/

1960年生まれ。SF、ファンタジー、ホラーのアーティスト。ヒューゴー賞9回、チェズリー賞(Association of Science Fiction & Fantasy Artists が授与する賞)を12回も受賞しており、2011年もヒューゴー賞の最終選考にノミネートされた。親日家であり、特にゴジラマニアとして有名で、アメリカ版ゴジラにコンサルタントとして参加したり、日本のゴジラにもエキストラで出演した。

2007年に横浜で開催されたワールドコン「Nippon2007」では、マイケル・ウィラン、加藤直之と共にライブペイントを行い好評を博した。

ドナート・ジャンコーラ / Donato Giancola

http://www.donatoart.com/

1967年生まれ。アメリカのSF、ファンタジーのアーティスト。最初はバーモント大学で電気工学を専攻したが、本格的に絵の勉強をするためシラキュース大学に進み、1992年に卒業。卒業後はVincent Desiderio のスタジオでアシスタントを務めた。有名なトレーディングカードゲーム 「マジック:ザ・ギャザリング」の絵を描いており、ファンからカルト・ヒーローと呼ばれている。日本でワールドコンが開催された2007年と、2006、2009年のヒューゴー賞受賞者。チェズリー賞も8回受賞している。

ジョン・ピカシオ / John Picacio

http://www.johnpicacio.com/

1969年生まれ。SF、ファンタジー、ホラーのアーティスト。2005年から2011年まで7年連続でヒューゴー賞の最終選考にノミネートされた。伝統的な技法とデジタル処理を融合した多様性の高い作風で知られ、マイクル・ムアコック、ハーラン・エリスン、ロバート・シルバーバーグ、フレデリック・ポール、ジェームズ・ティプトリーJr. など多数の作家にカバーアートを提供しているほか、STARTREKやX-MENのカバー・アートワークも製作している。

ダン・ドス・サントス / Dan Dos Santos(Daniel Dos Santos)

http://www.dandossantos.com/

3つ年上の姉と共に小さいころから絵に親しみ、大好きな漫画のキャラクターを描くことにも没頭した。2000年School of Visual Arts卒。実家の地階で仕事を始める。仕事内容は小説、コミック、フィルムなど多岐に渡り、多数の出版社以外にも、ディズニー、ボーイング社などに作品を提供している。「Art Out Loud」と呼ばれる教育デモストレーションにも協力している。多数の賞を受賞しており、近年では2007年にJack Gaughan 賞及びチェズリー賞を、2011年にはSpectrum 18 Awardsで銀賞を受賞。

水野 良太郎 / Mizuno Ryoutarou

1936年生まれ、三重県四日市市出身。武蔵野美術学校デザイン科中退。漫画家・松下井知夫に師事。アメコミタッチの画風。作品としてベストセラーズの「頭の体操」シリーズ、エドモンド・ハミルトン「キャプテン・フューチャー」シリーズや小松佐京「エスパイ」等。鉄道模型についての著作も多い。

加藤 直之 / Katoh Naoyuki

http://homepage2.nifty.com/NaoKatoh/

1952年生まれ、静岡県浜松市出身。上京後、専門学校に通いながらSFファングループで活発な活動を開始、その主要メンバーと共に会社を設立、現在のスタジオぬえに至る。

通算5回星雲賞(アート部門)を受賞、1997年、日本出版美術家連盟大賞を受賞。作品としてはロバート・A・ハインライン「宇宙の戦士」のパワードスーツはその後のイラスト・アニメーションに多大な影響を与えた。他に栗本薫「グイン・サーガ」シリーズ 、野田昌宏「銀河乞食軍団」シリーズ 等を手がけ「銀河英雄伝説」のアニメではメカニックデザインも担当した。最近はiPad用の自画集や「武部本一郎SF挿絵原画蒐集 iPadエディション」の編集・監修を行っている。

長谷川 正治 / Hasegawa Syouzi

http://www2.gol.com/users/ikkie/index1.html

1954年生まれ 埼玉県出身。 美術学校を卒業後、通信教育(イラスト)のインストラクター、美術学校講師をへてイラストレーターとして独立。主な仕事として花博グリーンドーム展示映像、広島国際アニメーションフェスティバルオープニングアニメ「村正」に参加、トヨタ未来の車コンセプトデザイン、アニメ「ダイバージェンスイブ」CGムービー、などがある。現在、イラストの仕事の他、書籍関係のデザインや専門学校の講師もつとめる。

鶴田 謙二 / Turuta Kenzi

http://www2.odn.ne.jp/ihatov/SBC/

1961年生まれ、静岡県浜松市出身。漫画家、イラストレーター。写真家を目差し、大学時代は写真工学を専攻するも、在学中に出合った星野之宣の漫画作品に感化され漫画家を目差す。1986年に「週刊コミックモーニング」でデビュー。代表作にアニメ化もされた『Spirit of Wonder』などがあるイラストレーターとして小説の装画も多く手がけ、2回星雲賞(アート部門)受賞している。

出演者

実施場所

6F 展示ギャラリー

実施時間

9月3日(土) 11:00-20:00
9月4日(日) 9:00-15:00

インターネット公開範囲

当日:テキストのみ公開可

後日:テキストのみ公開可